祝福の家 2024年
祝福の家 2024年9月
祝福の家 2024年9月1日「いのちの道に関して、聖書が語っていること」
「いのちの道に関して、聖書が語っていること」
1)私たちの前には、「いのちの道と死の道」が置かれている。
「あなたは、この民に言え。主はこう仰せられる。『見よ。わたしはあなたがたの前に、いのちの道と死の道を置く。(エレ21:8)
滅亡の間近な中で、緊迫感をもって語られています。現代的なメッセージです。
2)訓戒のための叱責はいのちの道
「命令はともしびであり、おしえは光であり、訓戒のための叱責はいのちの道であるからだ。」(箴6:23)
人間は、アダムの罪による原罪があり、自分勝手に考え、行動し、闇の中をさまよいながら歩んでいます。だからこそ、神のことばで照らされ、間違った所、愚かな考えや行動を叱責され、矯正される必要があります。
3)悟りのある者はいのちの道を上って行く。
「悟りのある者はいのちの道を上って行く。これは下にあるよみを離れるためだ。」(箴15:24)
意識して「いのちの道を上って行く」人が、悟りのある者です。
祝福の家 2024年8月
祝福の家 2024年8月25日「この方の満ち満ちた豊かさの中から」
「この方の満ち満ちた豊かさの中から」
ヨハネによる福音書を書いた使徒ヨハネは、主イエスのすばらしさを、主イエスの身近で誰よりも親しく味わった人でした。このヨハネが、無数の聖徒たちを代表するようなかたちで、こう
語っています。
「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。」(ヨハネ1:16)
ここには、注目すべき偉大な真理が明らかにされています。
1)キリストの中に「満ち満ちた豊かさ」があり、それが私たちに入手可能であること、それ以上に、それを体験した聖徒たちが数多くいることです。私たち一人一人もその候補者です。
2)聖書で語られている「恵み」がどれほど多くの種類があり、その一つ一つが計り知れない質と輝きを持つものであるかを、知的だけでなく、体験的に味わう時、興奮と感動と驚嘆の波が押し寄せてくるはずです。
3)「恵みの上にさらに恵み」とは、体験した「恵み」から、もっと豊かで新しい「恵み」への交換があること、その交換が更に用意されている事を示しています。ハレルヤ。
祝福の家 2024年8月18日「喜び楽しみ、神をほめたたえよう」
「喜び楽しみ、神をほめたたえよう」
私たちは喜び楽しみ、神をほめたたえよう。小羊の婚姻の時が来て、花嫁はその用意ができたのだから。(黙示録19:7)
主イエスの福音には、7つのレベルの喜びが用意されています。信仰の前進で各レベルの喜びを体験、待望しましょう。
レベル1 霊的な救いの喜び(1ペテロ1:8)・・・暗やみから光に移され、霊的な新生の喜び
レベル2 礼拝の喜び(詩篇84 篇、ゼカ2:10)・・・生ける神を礼拝する喜び、魂の喜悦
レベル3 主に仕える喜び(ロマ15:13)・・・信仰生活は、主への献身の生活
レベル4 魂の収穫の喜び(ルカ15:6、ヨハネ4:36)・・・魂が救われることで用いられる喜び
レベル5 宣教拡大の喜び(使徒16:34、16:34、ピリ1:18)
レベル6 迫害や戦いでの勝利の喜び(使徒2:28、使徒2:28)
レベル7 天での究極的喜び(黙示録19:7)
祝福の家 2024年8月11日「個人の終わり、万物の終わり」
「個人の終わり、万物の終わり」
私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。かの日には、正しい審判者である主が、それを私に授けてくださるのです。私だけでなく、主の現われを慕っている者には、だれにでも授けてくださるのです。(2テモテ4:7-8)
万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。 (1ペテロ 4:7)
「終活」を個人と、世界・宇宙の視点から見るときに、私たちの主イエスの十字架の偉大さが、いやが上にも輝きます。
使徒パウロは、地上の人生を長距離レースのように理解し、用意されている義の冠を受ける確信に満ちていました。絶えず前進して行く姿勢は、私たちの素晴らしい手本です。
使徒ペテロは、「万物の終わり」(使徒3:21 では万物の改まる時)を意識して、主に仕える人生を歩みました。
私たちも、2つのレベルの「終活」を意識しつつ信仰生活に励みましょう。
祝福の家 2024年8月4日「祝福の家 No.31」
「祝福の家 No.31」
私たちの国籍は天にあります(ピリピ3:20)
聖書で明らかにされる天の世界を垣間見ましょう。
1)天は神の御住まいの所で、そこから主イエスは来られ、聖霊も来られました。
ヨハネ3:13 だれも天に上った者はいません。しかし天から下った者はいます。すなわち人の子です。
マコ1:10 そして、水の中から上がられると、すぐそのとき、天が裂けて御霊が鳩のように自分の上に下られるのを、ご覧になった。
2)主イエスは、十字架と復活の後、天に引き上げられ、今、最高位に座しておられます。
1ペ3:22 キリストは天に上り、御使いたち、および、もろもろの権威と権力を従えて、神の右の座におられます。
3)キリストを信じた私たちのために用意された都
1ペ1:4 また、朽ちることも汚れることも、消えて行くこともない資産を受け継ぐようにしてくださいました。これはあなたがたのために、天にたくわえられているのです。
祝福の家 2024年7月
祝福の家 2024年7月28日「危機の中でのキリストにある幸い」
「危機の中でのキリストにある幸い」
あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、川を渡るときも、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。(イザヤ43:2)
旧約聖書のイザヤ書は、第5の福音書と言われるほど、キリストの栄光の姿、働き、権威を語っています。地上のキリストのことばと働きでは見えない部分が数多く預言されています。
このイザヤ書の中で、神さまはとキリストを信じる人々に上記のような約束をしています。
「水の中を過ぎる」「川を渡る」「火の中を歩く」は、いずれも、人生の中で、私たちが自分の努力や知恵ではどうにもならない状況に置かれる場面を描いています。そして、地上の私たちの歩みの中で、このような困難や危機を通らされます。
しかし、父なる神さまはこう約束しています。
「わたしはあなたとともにいる」
「あなたは押し流されない」
「あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない」
その理由の幾つかが43:1-7に書かれています。今、自分の手で聖書を読み、じっくり神のみことばの与える理由に思いを向け、何度も何度も味わい噛み締め、心に刻みつけましょう。
「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43:4)
祝福の家 2024年7月21日「狭い門か広い門、どちらを選びますか」
「狭い門か広い門、どちらを選びますか」
狭い門からはいりなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこからはいって行く者が多いのです。(マタイ7:13)
有名な山上の説教の結びの部分が、対照的な結果を3つ提示することで、印象的に示されています。
二つの対比 | テーマ | 結果1 | 結果2 |
a.二つの門/道(7:13-14) | 到達点 | いのち | 滅び |
b.二つの木/実(7:15-23) | 結ぶ実 | 倉に保管 | 火に投入 |
c.二つの家/土台(7:24-27) | 最終試験 | 保持 | 倒壊 |
主イエスは、十字架の血によって、あらゆる人々を天の御国の祝福の中に招いています。誰でも、生まれながらの人生は、広い門、広い道の人生です。しかし、福音のことばを聞き、滅びへの道を歩んでいることを認めて悔い改め、キリストを信じる選択をすることによって、狭い門を通り、狭い道を進む人生に移されます。ルールが参加者を自由にするように、「狭さ」は、私たちを本当の自由、喜び、確信、繁栄に導きます。ハレルヤ。
祝福の家 2024年7月14日「祝福の家 No.28」
「祝福の家 No.28」
しかし、あなたがたは、シオンの山、生ける神の都、天にあるエルサレム、無数の御使いたちの大祝会に近づいている。(ヘブル12:22)
「神の都」、「天のエルサレム」は、代々の聖徒たちが待ち焦がれている目的地でした。信仰の父アブラハムについて、こう書かれています。
「彼は、堅い基礎の上に建てられた都を待ち望んでいたからです。その都を設計し建設されたのは神です。」(ヘブル11:10)
神の都の楽しさが描かれている聖句が、「無数の御使いたちの大祝会」です。「大祝会」は、当時の社会の全国民的祝祭です。
御使いたちは、聖徒たちに仕える任務を与えられています。また、歌や音楽、食べ物の提供、奥義の啓示の興奮するようなプログラムの準備の専門家たちです。
無数の御使いたちの大祝会が意味していることの、夢でさえ表現できない栄光と賛美、威光の光景が黙示録21-22章に描かれています。そこでは、天の都で永遠を過ごす聖徒たちが、決して飽きないで、どよめきの歓声と神への賛美と感謝をしていきます。「見よ。わたしは、すべてを新しくする。」(黙21:5)
祝福の家 2024年7月7日「教会の栄光の預言」
「教会の栄光の預言」
エルサレムとともに喜べ。すべてこれを愛する者よ。これとともに楽しめ。すべてこれのために悲しむ者よ。これとともに喜び喜べ。あなたは、彼女の慰めの乳房から乳を飲んで飽き足り、その豊かな乳房から吸って喜んだからだ。(イザヤ66:10-11)
キリストの教会はキリストの最大の働きの実であり、旧約聖書ではしばしばエルサレムの将来の姿として預言されています。
この世ではほとんど注目されませんが、聖書に預言されている通りに世界の歴史は進展しており、教会(エルサレム)の世界大での成長の背後に、現在進行形での神の目的があります。
イエスさまの栄光を見たイザヤの預言の中で、キリストの教会を愛する人々、教会建て上げのために悲しむ人々のために、「楽しめ」、「喜べ」と勧めています。その理由が「母親の乳房から乳を吸って満足している」姿として描かれています。キリストを愛し、キリストのからだである教会のために共に労苦し、共に喜ぶ一人一人の上に、神の熱い愛情が豊かに注がれています。
祝福の家 2024年6月
祝福の家 2024年6月30日「わき出る永遠のいのちへの水」
「わき出る永遠のいのちへの水」
「しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」(ヨハネ4:14)
王であれ、奴隷であれ、世界中で、すべての人間が最も必要としているものは、何か考えてみたことがありますか。
私たち人間の問題の一つは、「私たちは羊のようにさまよい」と聖書に書かれているように、自分たちが深い所で何を求めているかわからないことです。このために、満たされない心、渇きが折々に顔を出してきます。
そのような人間の典型として、5回の結婚でも満たされなかったサマリヤの女、人目を避けて生きる女の姿がヨハネ4章に出てきます。
「生きることへの渇き」を意識するすべての人を視野に置いて、主イエスが語られたことばがヨハネ4:14です。
ただイエスさまだけが、「その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出る水」を与えてくださいます。ヨハネ7:3-38から明らかにされるように、それは、聖霊です。聖霊を受け、満たされましょう。
祝福の家 2024年6月23日「みことばによって歩む人々の幸い」
「みことばによって歩む人々の幸い」
幸いなことよ。全き道を行く人々、主のみおしえによって歩む人々。幸いなことよ。主のさとしを守り、心を尽くして主を尋ね求める人々。(詩119:1-2)
歴史上で書かれた書物の中で、最高の書が聖書です。聖書は、約2000年前に書き終えられていますが、その内容は何一つ変更されることなく、世界史の中で最大、最高の影響を与えてきました。また、科学が高度に発達した現代、今のどんな哲学書、文芸書よりも読者に強いインパクトを与えています。聖書は700以上の言語に訳されており、今もその翻訳の数を増し加えています。そして、何よりも、聖書を通して、人生が変えられ、生けるまことの神と出会い、神との交わりを楽しむ人々が、世界中に最低10億人はいます。
なぜでしょうか。それは、2テモテ3:16 に書かれているように、聖書が神の霊感によって書かれ、聖書のことばを通して、今も神が親しく語りかけておられるからです。
私たちも、詩篇の記者にならい、神が用意しておられる幸いの道、祝福の道をどんどん進んでいきましょう。毎日、みことばの光に照らされる喜びを新しくしていきましょう。
祝福の家 2024年6月16日「信仰から信仰への旅」
「信仰から信仰への旅」
なぜなら、福音のうちには神の義が啓示されていて、その義は、信仰から信仰に進ませるからです。「義人は信仰によって生きる。」と書いてあるとおりです。(ロマ1:17)
混迷を深める世の中で、真理に基づく人生を歩む信仰者たちの人生は、なんと幸いなことでしょう。信仰に関して聖書が記していることを学び続け、生活の中で体験し、その体験を深めていく人生には、輝かしい将来が待っています。
使徒パウロは、歴史に輝く聖書中の聖書であるローマ人への手紙の表題を「義人は信仰によって生きる。」と書いています。
引用された聖句は、旧約聖書のハバクク書2:4からで、その背景は、まさに人間的には絶望的状況がありました。
しかし、義人の生き方は、信仰によるのであり、人間的な目で見ていくのではありません。(2コリ5:7)
そして、信仰から信仰へ進み、やがてこう評価されました。
昔の人々はこの信仰によって称賛されました。(ヘブ11:2)意識的に信仰を働かせて進みましょう。
祝福の家 2024年6月9日「驚くべき救い」
「驚くべき救い」
・・・それ(救い)は御使いたちもはっきり見たいと願っていることなのです。(1ペテロ1:12c)
使徒ペテロは、キリストによって私たちに与えられた「救い」が、どれほど偉大で、歴史的かつ天的スケールを持つものであるかを、1ペテロ1:10-12 で説明しています。
第一は、旧約時代の預言者たちが語り、その内容を「熱心に尋ね、細かく調べた」もので、それでも彼らに隠されていたものでした。
第二は、神の奥義を知らされた天使たちさえも「膝をかがめてのぞき込んで見る」ことを切望していた栄光輝くものでした。
だからこそ、主イエスはこう言われました。「しかし、あなたがたの目は見ているから幸いです。また、あなたがたの耳は聞いているから幸いです。まことに、あなたがたに告げます。多くの預言者や義人たちが、あなたがたの見ているものを見たいと、切に願ったのに見られず、あなたがたの聞いていることを聞きたいと、切に願ったのに聞けなかったのです。」(マタイ13:16-17)
そのような救いをいただいていることは、ことばでは表現できないほどの特権であり、栄誉と栄光あふれる祝福をいただいていることです。救いをいただいた私たちは、この救いの途方もない偉大さにもっともっと目が開かれる必要があるのではないでしょうか。
祝福の家 2024年6月2日「幸いな人生を輝かせよ」
「幸いな人生を輝かせよ」
あなたがたの光を人々の前で輝かせ、人々があなたがたの良い行ないを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようにしなさい。(マタイ5:16)
幸いな人生は、キリストが与える人生、キリストを信じる人々の中に神が用意している人生です。人生の目的がわからず、迷いの道を歩んでいる人々は、この宝を発見し、暗やみの世界から、まぶしい光の世界に移されたことを実感するとき、人生をイエスさまにささげたくなります。
主イエスが、山上の説教(垂訓)で、並べた幸いな人々に関する8つのことばを暗記し黙想しましょう。
マタ5:3 「心の貧しい者は幸いです。・・・
マタ5:4 悲しむ者は幸いです。・・・
マタ5:5 柔和な者は幸いです。・・・
マタ5:6 義に飢え渇いている者は幸いです。・・・
マタ5:7 あわれみ深い者は幸いです。・・・
マタ5:8 心のきよい者は幸いです。・・・
マタ5:9 平和をつくる者は幸いです。・・・
マタ5:10 義のために迫害されている者は幸いです。・・・
祝福の家 2024年5月
祝福の家 2024年5月26日「福音の力」
「福音の力」
この福音は、・・・世界中で、実を結び広がり続けています。(コロサイ1:6)
福音(Gospel, good news)に関する理解と体験を深めることは、人生の最高の喜びです。使徒パウロは、この喜びの働きのために獄中生活を強いられました。しかし、その牢獄から、世界に、歴史に。福音のもたらす力と喜びを語り続けています。
福音は、御国の福音とも言われ、地上に神の国の祝福、力、栄光をもたらす良い知らせです。
「イエスはガリラヤ全土を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、民の中のあらゆる病気、あらゆるわずらいを直された。」(マタイ4:23)
福音の真価が、こう述べられています。
「キリストは死を滅ぼし、福音によって、いのちと不滅を明らかに示されました。」(2モテ 1:10b)
信じる人に、現在と将来の救いをもたらします。
「また、もしあなたがたがよく考えもしないで信じたのでないなら、私の宣べ伝えたこの福音のことばをしっかりと保っていれば、この福音によって救われるのです。」(1コリント15:2)
祝福の家 2024年5月19日「ペンテコステの超重要性」
「ペンテコステの超重要性」
『神は言われる。終わりの日に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。…』(使徒2:17)
1)ペンテコステとは、ギリシャ語で50番目を意味する語です。過越しの祭りの翌日から50 日目に七週の祭りが始まります。
2)この祭りは、小麦の刈入れの始まりの祭りで、初穂の小麦がパン種入りの形で二個、祭司によって神殿にささげられ、これからの継続する収穫を祝うものです。(申命記16:10他)
3)旧約の祭りの規定は、キリストとその働きを示す影で、本体はキリストです。(コロサイ2:17)ですから、クリスチャンはユダヤ教とは違い、これらの祭りの本質に目を向けます。
4)ペンテコステは、約束された聖霊が120人の弟子たちに注がれ、神の国に入る魂の最初の収穫 3000人が起こされた、教会の誕生日です。以来、世界各地に神のことばが宣べ伝えられ、教会はこの働きに励んでいます。
5)収穫の意味、収穫とはこの世の終わりのことです。そして、刈り手とは御使いたちのことです。(マタイ13:39)
祝福の家 2024年5月12日「祝福の家 No.19」
「祝福の家 No.19」
みな心を合わせ、祈りに専念していた。(使徒1:14)
今日は、母の日です。お母さんに、特別に感謝を表しましょう。
来週の日曜日は、ペンテコステ(ギリシャ語で 50日目)の礼拝です。ペンテコステの日に聖霊が注がれ、使徒たちの説教を通して3000 人が救われ、歴史の中にキリストの教会が誕生しました。父なる神に呼応して、教会は母なる教会ともいわれ、教会は信仰者の誕生、養育、成長、群れの増殖のために不可欠の存在として、神とキリストによって定められました。
聖霊は、十字架と復活、昇天によって、父なる神から栄光を受けた主イエスが約束された、もうひとりの助け主です。(ヨハネ14:16他)
聖霊は、キリストを信じる人の中に住んでおられます。それだけでなく、もっと豊かに一人一人の信仰者、教会に臨んでくださり、心と思いを新しくし続け、変革させ、キリストと同じ姿に変え続けてくださいます。主イエスはこう約束されました。「してみると、あなたがたも、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」」(ルカ11:13)
祝福の家 2024年5月5日「祝福の家 No.18」
「祝福の家 No.18」
私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。(1ヨハネ4:10)
聖書の偉大さは、天地を創造された唯一まことの神が、聖なる神として、御自身を知らせ、救いと栄光に招いておられることです。このような本はほかのどこにもありません。
この神が人となって来られた御方がイエス・キリストで、その十字架が上記のように解説されています。ここには、驚嘆すべき真理がぎっしり詰まっています。
1.神が私たちを愛した。愛は、アガパオー、名詞がアガペーで、イエスの登場によって、実質的に始めて歴史上に出てきたことばが使われています。犠牲の愛です。
2.なだめの供え物とは、罪を完全に取り除くために、神の側で一方的に備えてくださったものです。
3.父なる神の最愛の御子という「なだめの供え物」により、信じる人は誰でも、罪の完全な赦しを与えられ、心に神の愛、アガペーの愛が注入され、新しい人に創造され、栄光の天の世界が開かれるのです。
祝福の家 2024年4月
祝福の家 2024年4月28日「聖霊の最大の働き」
「聖霊の最大の働き」
御霊はわたしの栄光を現わします。わたしのものを受けて、あなたがたに知らせるからです。(ヨハネ16:14)
主イエスさまは、十字架につく前に、弟子たちにイエスさまの代わりとなる「聖霊」、「助け主」について、詳しく語りました。それが、ヨハネによる福音書14-16章に書かれていることです。
1.聖霊は、イエスさまの代わりに、イエスさまとまったく同格の御方、御人格である方で、信じる私たちの中にいつまでもとどまってくださいます。
2.聖霊は、真理の御霊と呼ばれ、あらゆる真理に道案内をしてくださいます。ですから、真理の光にいつも照らされて歩む楽しみと祝福の人生が信仰者の者です。
3.聖霊はイエスさまの栄光を現わします。別訳では「栄光を輝かせる」ともなります。キリストの臨在、キリストの偉大さ、キリストの愛・・・などを、個人的に、教会的に体験させてくださいます。ハレルヤ。
祝福の家 2024年4月21日「あなたがたは力を受け取る」
「あなたがたは力を受け取る」
しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。・・・」(使徒 1:8)
十字架につき、よみがえった主イエスの弟子たちへの約束は、彼らが「力」を受け取ることでした。
1.「力」は、デュミスで、潜在的な力です。単なる一時的な力ではなく、継続し、進展し、巨大な全貌を示していく神から直接来る力です。そこには、御霊のいのちがあります。蒔かれた一粒の種から、やがて大森林が生まれてくるように、神の国の壮大な栄光が内包されている力です。神の知恵、神の力、神の愛、神の富などが次々に生み出されて来る。潜在的な、超越的な力です。
2.歴史の中で示されたこの力の現われが、今日の福音宣教とそれによるキリスト教会の姿です。
3.この力は、キリストを信じている私たちに、信じたその瞬間から与えられています。内側に聖霊が住んでおられ、その事実に注目し、聖霊なる神を歓迎していくときに、偉大な姿を示し始めてくださいます。
「御霊によって歩みなさい。」は、この事に注目させます。
祝福の家 2024年4月14日「祝福の家 NO.15」
「祝福の家 NO.15」
彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。…」(ヨハネ 20:22)
主イエスさまの地上での最終的な働きと、昇天後の最初の働きは、教会を代表する弟子たちに聖霊を注ぐことでした。
「息を吹きかけて」の聖霊の注ぎは、
1.創世記2:7のアダムの創造に対応しています。「息を吹きかけられて」全人類を最初の人アダムは「生きもの」となった。
2.よみがえった主イエスの弟子たちへの「息を吹きかけ」は、堕落して罪の下にある人類からの「新しい創造」です。キリストと同じレベルの、聖霊を持つ新しい人々、キリストのからだなる教会の構成員を創造することで、今現在も進展中です。
3.新しい創造は、聖霊により、かつ聖霊の注入によって実現します。聖霊は、信じる人々の内側に住み、新しい能力、新しい性質、新しい知恵、新しい風景を造り出します。
ですから、聖霊なる神を主として大歓迎しましょう。
祝福の家 2024年4月7日「最高の聖書の解き明かし」
「最高の聖書の解き明かし」
それから、イエスは、モーセおよびすべての預言者から始めて、聖書全体の中で、ご自分について書いてある事がらを彼らに説き明かされた。(ルカ24:27)
聖書は、神の真理と奥義が書かれている唯一かつ最高の書物です。ですから、多くの辞書で、Bookは、聖書を指しています。
聖書の特徴は、
1.聖書は、神の生きていることばです。神は、聖書を通して御自身を掲示しています。神が語りかけてくださいます。ですから、最高の権威をもっています。
2.聖書は、神の霊感による書です。(2テモテ3:16)ですから、原文で一点一画も決して変わることなく、全部が実現すると主イエスが語られました。(マタ5:18)
3.聖書は、神の預言の書でもあります。これから神が行うことが、聖書に書かれています。(マコ13:37参照)
4.聖書の最高の主題とその解き明かしをしてくださる方が、よみがえった主イエスです。
祝福の家 2024年3月
祝福の家 2024年3月31日「キリストの大勝利」
「キリストの大勝利」
…キリストは死を滅ぼし、福音によって、いのちと不滅を明らかに示されました。(2テモ1:10)
私たちの主キリストの最大の働きは、私たちの罪の身代わりに十字架につき、3日目に死者の中からよみがえったことです。
私たちの信仰は、明確な土台の上に築かれている。
キリストのよみがえりの5つの証拠
1.空の墓
2.婦人たちを含めた弟子たちの目撃証言
3.よみがえったイエスが弟子たちと食事
4.よみがえったイエスが日曜日ごとの現れ
5.よみがえったイエスが500人に同時に現れ
キリストのよみがえりの5つの祝福
1.死と悪魔と罪が、キリストによって滅ぼされた。
2.キリストが公に神の子、信じる私たちも神の子ども
3.キリストを信じ人々は、この勝利者チーム入り
4.キリストをよみがえらせた神の聖霊が内住
5.聖書の預言は、すべて信頼できる。
祝福の家 2024年3月24日「キリストの十字架」
「キリストの十字架」
イエスといっしょに十字架につけられた強盗どもも、同じようにイエスをののしった。(マタ27:44)
見捨てられたイエスさま
まず自分の国から(13:53-8)、
次に弟子たちから(26:56、69-75)、
次に群衆から(27:15-26)
最期に、神から(27:46)
祝福の数5つの即座の神の応答が、神が主語になるのを避けるための表現様式の受動態で書かれています。
1.神殿の幕が切り裂かれた
2.地が揺り動かされた
3.岩が裂かれた
4.墓が開かれた
5.死んだ聖徒たちが甦らされた
ここに、すべてを導く神から、キリストの罪の身代わりが完全に受け入れられた証拠が提示されています。
祝福の家 2024年3月17日「十字架は、栄光への入り口」
「十字架は、栄光への入り口」
キリストは、必ず、そのような苦しみを受けて、それから、彼の栄光にはいるはずではなかったのですか。」(ルカ24:26)
来週から受難週に入ります。全世界的に、キリストの教会は主イエスの十字架の場面に焦点を合わせていきます。
聖書は、キリストが中心です。そして、キリストの教えと働きの最重要テーマは、十字架と復活です。
だからこそ、私たちは、キリストの十字架の働きとその真価を深く、より明確に知ること、そのもたらす祝福を体験し続けていくことがとても重要になっています。
イースターに向かって、キリストの受難の箇所を読んで、主イエスの思いに心を向けていきましょう。
キリストの十字架は、宇宙的なスケールを持っている働きです。キリストは、その死によって、死とその背後にある罪、サタンを打ち砕きました。罪なきご自身のからだのただ一つのささげものによって、罪のこの世界に永遠の義を打ち立てました。
このキリストを信じる私たちは、栄光の世界の中に入れられています。もっとこの栄光を体験しましょう。(1ペテロ2:9)
祝福の家 2024年3月10日「偉大な過越し」
「偉大な過越し」
旧約聖書では、イスラエルの民に、モーセを通して、年に三度の祭りが定められていました。
あなたのうちの男子はみな、年に三度、種を入れないパンの祭り、七週の祭り、仮庵の祭りのときに、あなたの神、主の選ぶ場所で、御前に出なければならない。主の前には、何も持たずに出てはならない。(申命記16:16)
第一が種を入れないパンの祭りは、過越しの祭りと実質的に同じで、第二が七週の祭り、ペンテコステ、最後が仮庵の祭りでした。今でも、ユダヤ教の方々はこの祭りを大切に守っています。
新約聖書で、主イエスは、これらの祭りの究極的な意味を明らかにされました。
1.子羊の代わりに、主イエスが肉を割き、血を流して「罪を取り除く神の小羊」となられました。(ヨハネ1:29)
2.七週の祭りは、初穂の代わりに、3000人が救われた魂の収穫、神の教会が開始。(使徒 2:41)以来、2000 年にわたって、私たちも含めて天の御国に入る魂の収穫が続いています。
3.最後が、主イエスの再臨による収穫完了と盛大な祝宴です。(黙示録14:14-20)
祝福の家 2024年3月3日「キリストの十字架が中心」
「キリストの十字架が中心」
・・・イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。(ヘブル12:2)
今週は、教会歴では、受難節第三週目になります。今月の最後の日曜日が、イースターです。
主イエスの十字架がどれほど偉大なものであるかについて、理解と経験をもっともっと深められていきましょう。
主イエスが十字架の先に見ていたものの一場面は、救いの喜びと歓声で輝く栄光の人生を歩む一人一人の顔だと思います。キリストの十字架の愛に感謝し、感動し、その結果として主イエスを愛し、主に仕え、主にささげていく聖徒たちの姿です。
キリストの十字架は、私たちの恥を栄光に変え、呪いを祝福に変え、罪を義に変え、嘆きを讃美に変え、死をいのちに取り替える、まさしく神の超自然的な力の現われです。驚くべきこの真理を、深く体験し続けて、使徒パウロのように「私たちの主イエス・キリストの十字架以外に誇りとするものが決してあってはなりません」(ガラ6:14)という人にされましょう。
祝福の家 2024年2月
祝福の家 2024年2月25日「すべてが新しく」
「すべてが新しく」
新しい人を着たのです。新しい人は、造り主のかたちに似せられてますます新しくされ、真の知識に至るのです。(コロサイ3:10)
キリストを信じる私たちに対する聖書の示す真理は、実に驚嘆すべき内容です。その一つが、「新しい人」「キリストにある新しさ」です。
この「新しさ」は、朽ち果てるこの世の新しさとはまったく異なる、異次元の新しさ、天にある新しさ、決して古びることのない新しさ、栄光のキリストの持つ性質の新しさです。
1) 驚くべきことに、この「新しさ」は、キリストを信じる誰もが持っていると聖書は断言しています。
「・・・神は、・・・イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。」(1ペテロ1:3)
2) この新しさは、「ますます新しくされる」性質を持っています。この新しさを日々体験させてくれるのが、聖霊なる神で、私たちの内に住んでおられます。
3) この新しさの最終地点は、主イエスと同じ姿です。
祝福の家 2024年2月18日「神からの賜物を知り、豊かに受け取る」
「神からの賜物を知り、豊かに受け取る」
主イエスはサマリヤの女にこう語りかけました。「もしあなたが神の賜物を知り、また、あなたに水を飲ませてくれと言う者がだれであるかを知っていたなら、・・・・」
信仰者が成長し、力ある人生の豊かさに入るためには、神からの賜物(贈り物、ギフト)をよく知り、体験し、もっと豊かな賜物に飢え渇いていく必要があることを聖書は示しています。
神の賜物のリストの一部は、こうです。
永遠のいのちの泉(ヨハネ4:10、ロマ6:23)
恵みと義の賜物(ロマ5:15)
御霊の賜物(1コリ12:1、知恵、知識、信仰、いやし、預言、他)
主イエスの十字架、復活、昇天により、天が開かれ賜物が信仰者たちのために用意されています。
私があなたがたに会いたいと切に望むのは、御霊の賜物をいくらかでもあなたがたに分けて、あなたがたを強くしたいからです。(ロマ1:11)
あなたがたは、よりすぐれた賜物を熱心に求めなさい。また私は、さらにまさる道を示してあげましょう。(1コリ12:31)
祝福の家 2024年2月11日「驚異的な神の知恵」
「驚異的な神の知恵」
このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。(コロ2:3)
私たちの主イエスの知恵と、主に従う者たちの知恵について理解を深め、生き方の手本とすることは、とても重要です。
少年時代のイエスについて
聞いていた人々はみな、イエスの知恵と答えに驚いていた。(ルカ2:47)
公のミニストリーでのイエスについて
安息日になったとき、会堂で教え始められた。それを聞いた多くの人々は驚いて言った。「この人は、こういうことをどこから得たのでしょう。この人に与えられた知恵や、この人の手で行なわれるこのような力あるわざは、いったい何でしょう。(マコ6:2)
聖霊に満たされたステパノについて
しかし、彼が知恵と御霊によって語っていたので、それに対抗することができなかった。(使徒6:10)
祝福の家 2024年2月4日「知恵ある人生の幸い」
「知恵ある人生の幸い」
しかし、ユダヤ人であってもギリシヤ人であっても、召された者にとっては、キリストは神の力、神の知恵なのです。(1コリ1:24)
知恵は、この世の生活で極めて重要です。ですから、箴言には、この知恵について多くの真理が語られています。4つを紹介します。
・知恵は、これを堅く握る者にはいのちの木である。これをつかんでいる者は幸いである。(箴3:18)
・知恵の初めに、知恵を得よ。あなたのすべての財産をかけて、悟りを得よ。(箴4:7)
・主を恐れることは知恵の初め、聖なる方を知ることは悟りである。(箴9:10)
・主を恐れることは知恵の訓戒である。謙遜は栄誉に先立つ。(箴15:33)
キリストに従う信仰生活は、この知恵を増し加え、知恵のもたらす祝福を豊かに味わい楽しむ生活です。この月も主に知恵を求めて主に近づきましょう。
祝福の家 2024年1月
祝福の家 2024年1月28日「強調される祈りのススメ」
「強調される祈りのススメ」
・マタ5:44 しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。
・マタ6:9 だから、こう祈りなさい。『天にいます私たちの父よ。御名があがめられますように。
・ロマ12:12 望みを抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい。
・エペ6:18 すべての祈りと願いを用いて、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのためには絶えず目をさましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くし、また祈りなさい。
・コロ4:2 目をさまして、感謝をもって、たゆみなく祈りなさい。
・1テサ5:17 絶えず祈りなさい。
・ヤコ5:16 ですから、あなたがたは、互いに罪を言い表わし、互いのために祈りなさい。
祈りは、真剣に取りくべき最高の課題の一つです。なぜなら、主イエスはこう約束されたからです。
「だれであっても、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。」(ルカ11:10)
祝福の家 2024年1月21日「愛のススメ」
「愛のススメ」
律法の全体は、「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」という一語をもって全うされるのです。(ガラ5:14)
キリスト教の精髄は、神の愛、キリストの愛です。そして、この神の愛によって心と人生が変えられ、キリストについていく人々に与えられた戒めが、愛の戒めです。
「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。」(ヨハネ15:12)
愛のススメは、繰り返し語られています。
あなたがたは互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、そのように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。(ヨハネ13:34)
愛を追い求めなさい。(1コリ14:1)
いっさいのことを愛をもって行ないなさい。(1コリ16:14)
そして、これらすべての上に、愛を着けなさい。(コロ3:14)
あなたがたは、真理に従うことによって、たましいを清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、互いに心から熱く愛し合いなさい。(1ペテロ1:22)
祝福の家 2024年1月14日「祝福の家」
「祝福の家」
神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされますように。(エペソ3:19)
キリストを信じ、キリストを主、王として心に迎えている私たちには、計り知れない豊かさが用意されています。それは、私たちの心の中に神が住んでくださるという事実だけでなく、「神ご自身の満ち満ちたさまにまで、あなたがたが満たされる」という可能性です。
1.神、キリストが心に住むこと
イエスは彼に答えられた。「だれでもわたしを愛する人は、わたしのことばを守ります。そうすれば、わたしの父はその人を愛し、わたしたちはその人のところに来て、その人とともに住みます。」(ヨハネ14:23)
こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。(エペソ3:17)
2.「神ご自身の満ち満ちたさまにまで、満たされる」
主イエスがそうであるように、存在、思考、ことば、行動のすべてが、神で充満され満ち満ちた状態になることです。
祝福の家 2024年1月7日「最高のものは、神の愛」
「最高のものは、神の愛」
新年、明けましておめでとうございます。天地を創造し、私たちのために救い主イエスさまを与えてくださった神さまは、聖書の中で、神は愛であることを随所で語っています。イザヤ書の中で、神はこう言われます。
怒りがあふれて、ほんのしばらく、わたしの顔をあなたから隠したが、永遠に変わらぬ愛をもって、あなたをあわれむ。」とあなたを贖う主は仰せられる。(イザ54:8)
たとい山々が移り、丘が動いても、わたしの変わらぬ愛はあなたから移らず、わたしの平和の契約は動かない。」とあなたをあわれむ主は仰せられる。(イザ54:10)
そして、神の愛をわかりやすい物語で語っているのが、ルカ15章の放蕩息子を迎えて歓迎する父親の姿です。神に背き、人生に破綻し、恥と汚れにまみれた息子を待ち続け、帰ってきたとき「極上の待遇と宴会」で迎え入れてくれました。
あらゆるものが揺れ動かされるこの終末の時代、神の愛に焦点を合わせて歩む一年とさせていただきましょう。使徒パウロの勧め「いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。愛を追い求めなさい。」(1コリント13:13-14:1)
祝福の家 2023年
祝福の家 2023年12月
祝福の家 2023年12月31日「恵みに代えて恵みを」
「恵みに代えて恵みを」
主の 2023年の最後の日の礼拝です。一年間、主なる神さまと主にある兄弟姉妹のみんなに感謝します。
一年の終わりに感謝をささげて神の前に立つのは、素晴らしいことです。このような歩みを重ねて、人生の最後の日に主なる神の前に立つのは、更に素晴らしいことです。そして、いつの日になるのかわかりませんが、主イエスが栄光をもって再臨されるとき、感謝をもって「私はこの日のために信仰を働かせて歩んできました。」と言うようになることは、はるかに素晴らしいことではないでしょうか。
使徒ヨハネは「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。」(ヨハネ1:16)と語って、すべての信仰者を代表してキリストのもたらす恵みの豊かさを表現しています。恵みとは、値しない者に与えられる恩恵以上に、父なる神さまからの愛情あふれる破格的な待遇と取り扱いです。放蕩息子が戻ってきたとき、父親は、一番良い着物を着させ、指に指輪をはめさせ、足に靴をはかせ、肥えた仔牛をほふらせ、「食べて祝おうではないか」と言われました。人間の考えの及ばない、はるかに気高、高貴な、栄光輝く地位と身分、親密な交わり・・・に招かれているのですね。
祝福の家 2023年12月24日「輝きのクリスマス」
「輝きのクリスマス」
起きよ。光を放て。あなたの光が来て、主の栄光があなたの上に輝いているからだ。(イザヤ60:1)
旧約聖書の預言の視点から「わたしは世の光です」と宣言された主イエスさまの誕生を見るとき、私たちは、新しい驚嘆に包まれます。
イエスさまは、私たちを霊的な暗やみの世界から救い出すだけでなく、魂の内側に光を照らし出すだけでなく、これまで考えたこともないような偉大な、栄光に輝く次元に私たちを引き上げてくださるために来られたことです。
新約聖書の手紙の中で、この真理が明確に語られています。
1)私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。・・(2コリ3:18)
2)議会で席に着いていた人々はみな、ステパノに目を注いだ。すると彼の顔は御使いの顔のように見えた。(使徒6:15)
3)もはや夜がない。神である主が彼らを照らされるので、彼らにはともしびの光も太陽の光もいらない。彼らは永遠に王である。(黙21:23)
祝福の家 2023年12月17日「天の軍勢の賛美」
「天の軍勢の賛美」
すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。(ルカ2:13)
クリスマス、すなわち、キリストの誕生の偉大さとそのスケールを最もよく知っていたのが、「多くの天の軍勢」でした。彼らは罪なき存在で、聖なる神に仕え、神の命令を瞬時に行う天の軍団でした。
「ただ、あなただけが主です。・・・天の軍勢はあなたを伏し拝んでおります。」(ネヘ9:6)
この天の軍勢が総動員で、神の御子キリストの誕生のもたらす偉大さを歌い続けました。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。
地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
彼らの賛美は以下の特徴があります。
①キリストとその働きの目的を喜び歌う
②敵対勢力に対するキリストの勝利宣言の歌
③罪と堕落のために失われた世界と宇宙の完全回復
④ 全世界、全歴史にわたる神の栄光の現れ
祝福の家 2023年12月10日「あなたがたのために」
「あなたがたのために」
きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。(ルカ2:11)
神が人となってこの世に来られたクリスマスには、神の偉大な目的があります。それがいわば、サンタクロースのプレゼントの袋のように、「あなたがたのため」に集約されています。
「あなたがたのため」には、具体的に何が含まれているのでしょうか。説明を求められた時に、答えられるように8つの項目を示します。
1.この上ない喜び、超越的な喜びの体験
2.この世が奪うことのできない平安
3.地上での、新しい生まれ変わり、新しい人生の体験
4.罪、死、裁き等の恐怖からの解放
5.聖霊による喜びと力と愛
6.天の栄光の地上での体験
7.測り知れない神の子どもとしての地位と権威、特権
8.永遠に続くキリストとの王としての共同統治
ハレルヤと賛美しつつ、豊かな体験に進みましょうね。
祝福の家 2023年12月3日「神の奥義なるキリストの誕生」
「神の奥義なるキリストの誕生」
確かに偉大なのはこの敬虔の奥義です。「キリストは肉において現われ、霊において義と宣言され、御使いたちに見られ、諸国民の間に宣べ伝えられ、世界中で信じられ、栄光のうちに上げられた。」 (1テモテ3:16)
私たちの主イエスさまの誕生は、旧約聖書で何度も預言されてきました。そのために、イエスさまの時代の聖書を信じるユダヤ人たちは、高貴な者たちから、貧民に至るまで、神が約束した救い主の誕生を熱心に待ち望んでいました。当時のユダヤ社会の様子を知らせる歴史的文書はそのことを証言しています。
ローマ帝国の各地に、キリストの福音を宣べ伝え、教会を建て上げていった使徒パウロは、キリストの誕生から、諸国民への福音の宣教を「偉大な敬虔の奥義」と語っています。
「奥義」とは、人類に隠されていたが、神の言葉によっあらかじめ語られていた「人類への神の救いの計画」です。
栄光の神、目に見えない全能の神が、肉体を持ち、人間の姿をもってこの罪の世界に誕生し、人間の努力や計画では決して達成することのできない「罪の赦しをもたらす救い、それに続く栄光」を達成させ、全地を神の栄光で輝かせる、まぶし計画です。
私たちは、この栄光輝く神の救いの計画に召され、選ばれ、義と認められたのです。(ローマ8:30) ハレルヤ。
祝福の家 2023年11月
祝福の家 2023年11月26日「預言されていたキリストの誕生」
「預言されていたキリストの誕生」
「やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。」(イザヤ9:2)
主イエスさまの誕生は、旧約聖書のイザヤ書で預言されており、暗やみの世界に光が昇ることに例えられています。旧約聖書のキリストに関する預言には、キリストは、王として生まれ、永遠に続く平和の王国をこの地上に打ち立てられることが明確に書かれています。その代表的な箇所の一つが、ダニエル2:28以下です。
「この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅してしまいます。しかし、この国は永遠に立ち続けます。」(ダニ2:44)
だからこそ、御使いガブリエルはマリヤにこう語りました。
「その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。」(ルカ1:32)
キリストを信じている私たちは、すでにキリストを王としている国の国民です。(コロサイ1:13)ハレルヤ。
祝福の家 2023年11月19日「聖徒の人生は、天に向かう旅」
「聖徒の人生は、天に向かう旅」
私は地では旅人です。
あなたの仰せを私に隠さないでください。(詩119:19)
聖書では、旅のストーリーがたくさん出てきます。
アブラハムの旅、ヤコブの旅、エジプトを出たイスラエルの民の旅があり、特に民数記33章は、旅の出来事の記録が書かれています。
詩篇120-133篇は天を示すエルサレム神殿への巡礼の旅、ガリラヤからエルサレムへの主イエスの旅、使徒たちのエルサレムから世界への福音宣教の旅があります。市ヶ尾キリスト教会も39年の福音宣教の旅をしてきました。旅は、これからも続き、来年は40周年を迎えます。
聖徒の旅の特徴
滅びの世界から、栄光に輝く天に向かう旅
罪の自分に死んで、キリストのいのちが流れる旅
キリストの福音の素晴らしさに目が次々に開かれる旅
祝福の家 2023年11月12日「祝福の家」
「祝福の家」
そしてイエスは子どもたちを抱き、彼らの上に手を置いて祝福された。(マルコ 10:16)
1.聖書の神は、祝福の神です。
天地の創造、人間の創造、洪水後の新世界、信仰の民族に、すべて神の「祝福」があります。「祝福」とは、神の働きによって、「産み、増え、実を結び、豊かになる」こと、最高の幸福のある天に向かいつつ、地上で幸せを豊かに味わい、神の栄光を輝かすことです。
2.私たちの主イエスによる祝福です。
アダムの罪のゆえにのろわれたこの世界に、罪なき主イエスは、自ら呪いの木にかけられることによって、のろいを祝福に変える働きをされました。ガラテヤ3:13-14 に、「私たちが信仰によって御霊の約束を受けるためなのです。」と書かれている通りです。
3.神の祝福は、聖霊に直接関わる祝福です。
エペソ1:3で「神はキリストにおいて、天にあるすべての霊的祝福をもって私たちを祝福してくださいました。」と書かれています。
この祝福は、キリストを信じる私たちのものです。ですから、この真理をしっかり握り、感謝し、信仰を働かせましょう。毎日、祝福に召されている幸いのゆえに神をあがめていきましょう。ハレルヤ。
祝福の家 2023年11月5日「聖徒たちの旅の特徴」
「聖徒たちの旅の特徴」
神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。(ロマ8:28)
創世記のヨセフの物語は、キリストの生涯とキリストを信じる聖徒たちの歩みを象徴的かつ印象的に示しています。
両親を通して、神の特別の愛を受けて育った。
神のビジョンを与えられた。
兄弟たちにねたまれ、売られた。
孤独の中でも神がともにおられ、働きが祝福された。
無実の罪での投獄の中で神はともにおられ特別待遇された。
ビジョン実現の忍耐のテストがあり、合格した。
一夜にして、エジプトの総理大臣になり、超破格の栄光を得た。
自分を売った兄弟たち、老いた父を養った。
来るべき出エジプトの備えの指示をした。
どんなときも、信仰を働かせ、信仰によって生きる聖徒たちの見事な手本が私たちの前にあります。ハレルヤ。
祝福の家 2023年10月
祝福の家 2023年10月29日「祝福を必死に求めるヤコブ」
「祝福を必死に求めるヤコブ」
するとその人は言った。「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」しかし、ヤコブは答えた。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」(創世記32:26)
創世記でのヤコブの姿は、信仰者の姿に重ねられます。信仰の父アブラハムには12-15章で 13の章ですが、ヤコブには25-50章まで、29の章が当てられています。
このことは、「これこそ、神を求める者の一族、あなたの御顔を慕い求める人々、ヤコブである。」(詩24:6)と語って、神を信じつつ、神を求め続ける信仰者たちの姿の手本を印象的に示しているのではないでしょうか。
ヤコブは、母の胎内にいるときから特徴的な人で、誕生、生き方、結婚事情、12 人の息子たちのある人々は、今の社会では週刊誌を賑わせるスキャンダルの話題の主人公になり、ヨセフ以外は、間違っても手本になるような人々ではありませんでした。恵みの神は、このヤコブから12部族を起こし、ヤコブをイスラエル「神の王子」として、世界の諸民族を祝福するようにされました。十字架でのろいを祝福に変える主イエスはこのヤコブの子ユダ部族から生まれました。ハレルヤ。
祝福の家 2023年10月15日「幸いなことよ・・・・人は。」
「幸いなことよ・・・・人は。」
つらいこと、苦しいことがたくさんある社会の中で、「幸い」 「幸福」を語り、そこに招いているのが、聖書です。
1.詩篇全体を代表して、1篇の最初のことばと2篇の最後の文頭に、「幸い」が出てきます。この入り口から、ダビデ の宝庫と呼ばれている詩篇が、読む人々の心と思いを神と の親しい交わりに引き寄せてくれます。
2.王の王なる主イエスは、公のミニストリーで大群衆を引き寄せて、史上最高の「山上の説教」(マタイ5-7)を語りました。その最初の8つの言葉が、原文で「幸いなことよ・・・。」で始まっています。英語では Beatitudes、日本語訳では「至福の教え」です。
3.黙示録には、「・・・人は幸いある。」が7回書かれており、 最後の箇所はこうです。「自分の着物を洗って、いのちの 木の実を食べる権利を与えられ、門を通って都にはいれる ようになる者は、幸いである。」
キリストを信じ従う私たちはキリストの御国の中に移されてい るので、この幸いを豊かに味わい、体験し、広めましょう。
祝福の家 2023年10月8日「キリストの平和」
「キリストの平和」
キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。(コロサイ3:15)
1.キリストは、「平和の君」(イザヤ9:6)
イザヤ書にキリストの平和に関して預言されています。「その主権は増し加わり、その平和は限りなく、ダビデの王座に就いて、その王国を治め、さばきと正義によってこれを堅く立て、これを支える。今よりとこしえまで。」
2.キリストは、十字架によって、平和を造った。
「その十字架の血によって平和をつくり、御子によって万物を、ご自分と和解させてくださったからです。地にあるものも天にあるものも、ただ御子によって和解させてくださったのです。」(コロサイ1:20)
3.キリストは、平和の福音を宣教した。
「神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え、イスラエルの子孫にみことばをお送りになりました。このイエス・キリストはすべての人の主です。」(使徒10:36)
4.聖徒たちは平和を造る人たち
「平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです。」(マタイ5:9)
「義の実を結ばせる種は、平和をつくる人によって平和のうちに蒔かれます。」(ヤコブ3:18)
祝福の家 2023年10月1日「心の目に光を当てられる幸い」
「心の目に光を当てられる幸い」
「目からウロコ」の格言は、迫害者サウロが使徒パウロになる劇的な変化に起因しています。
「するとただちに、サウロの目からうろこのような物が落ちて、目が見えるようになった。彼は立ち上がって、バプテスマを受け、」(使徒9:18)
ユダヤ教の超エリート、天才的頭脳のサウロは、ダマスコ途上で栄光の主イエスに出会う前は、霊的に盲目状態であることが、この箇所から明らかにされます。
霊的な盲目の原因は、聖書にこう書かれています。
1.原罪による霊的性質の喪失
2.暗やみの支配者サタンの配下に閉じ込められていた事
3.不義をもって真理を阻んでいる人々の不敬虔
このことは、現在でも全く同じです。
しかし、キリストによる福音は、パウロの召命のことばに明示されています。「彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、・・・』(使徒26:18)
キリストを信じた私たちも、なおこう祈られています。「あなたがたの心の目がはっきり見えるようになって、(エペ1:18)、知恵と啓示の御霊を求めましょう。
祝福の家 2023年9月
祝福の家 2023年9月24日「確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。」
「確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。(2コリント6:2)」
1.時を見分けることの重要性
朝には、『朝焼けでどんよりしているから、きょうは荒れ模様だ。』と言う。そんなによく、空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができないのですか。(マタ16:3)2.キリスト再臨前は、ノアの時代との酷似
人の子の日に起こることは、ちょうど、ノアの日(複数)に起こったことと同様です。ノアが箱舟にはいるその日(単数)まで、人々は、食べたり、飲んだり、めとったり、とついだりしていたが、洪水が来て、すべての人を滅ぼしてしまいました。(ルカ17:26-27)主は、地上に人の悪が増大し、その心に計ることがみな、いつも悪いことだけなのをご覧になった。・・・地は、神の前に堕落し、地は、暴虐で満ちていた。神が地をご覧になると、実に、それは、堕落していた。すべての肉なるものが、地上でその道を乱していたからである。(創 6:5、11-12)
3.キリストの用意された救い
宴会の時刻になったのでしもべをやり、招いておいた人々に、『さあ、おいでください。もうすっかり、用意ができましたから。』と言わせた。(ルカ14:17)
4.救いを受け取る唯一の方法 悔い改めと信仰
5.救いの保証 聖霊 (エペソ1:14)
祝福の家 2023年9月17日「十字架が中心」
「十字架が中心」
主イエス・キリストの十字架には、人知を超えた神の愛神の力、神の義、神の知恵が隠されています。使徒パウロはこの十字架の偉大な奥義を誰にもまさって体験的に知っていました。
そのパウロは、知性を誇るギリシャ社会を代表するコリントの聖徒たちに、第一の手紙でこう言っています。
1)十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。(1:18)
2)私は、あなたがたの間で、イエス・キリスト、すなわち十字架につけられた方のほかは、何も知らないことに決心したからです。(2:2)
3)この(奥義である神の)知恵を、この世の支配者たちは、だれひとりとして悟りませんでした。もし悟っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。(2:8)
エンカウンターを通して、十字架の奥義を体験していきます。この体験による理解を深めるによって、私たちも使徒パウロのことばに、「アーメン」を連発する人になります。
祝福の家 2023年9月10日「収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい」
「収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい(マタイ9:38)」
収穫の秋です。種まきと収穫(刈り取り)は、洪水後の世界に、神が約束した、この地上の祝福の定めです。(創8:22)
新約の霊的な祝福をあらかじめ示した旧約聖書では、年の終わり、年の変わり目に収穫祭をするように定められました。(出23:16、34:22)そのときは、「主の祭り」として祝い、まったき休みの日として安息するように定められました。(レビ23:39)
主イエスは、種まきと刈り取りを、人が神の国に入るための神の働きとして、弟子たちにこう示しました。
「良い種を蒔く者は人の子です。畑はこの世界のことで、良い種とは御国の子どもたち、毒麦とは悪い者の子どもたちのことです。毒麦を蒔いた敵は悪魔であり、収穫とはこの世の終わりのことです。そして、刈り手とは御使いたちのことです。ですから、毒麦が集められて火で焼かれるように、この世の終わりにもそのようになります。人の子はその御使いたちを遣わします。・・・そのとき、正しい者たちは、天の父の御国で太陽のように輝きます。耳のある者は聞きなさい。」(マタ13:37-43)
神の国に多くの魂が入る霊的な収穫ために、働き手が投入されるように一緒に祈りましょう。
祝福の家 2023年9月3日「前に置かれた希望、喜び」
「前に置かれた希望、喜び」
信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。(ヘブル 12:2)
キリストを信じ従う私たちは、希望に輝く道を歩んでいます。
1)個人として:
エペソ2:10 あらかじめ備えられた「良い行い/働き」
ローマ8:28 すべてのことが合い働いて益に
1ヨハネ3:2 キリストに似たものに変えられる
1コリ15:52 栄光のからだに変えられる
2)教会として:
エペソ5:27 栄光の教会、
黙示録21:2 キリストの花嫁
3)世界・宇宙の一員として
使徒3:21 万物の更新、新天新地
祝福の家 2023年8月
祝福の家 2023年8月27日「聖書の真価」
「聖書の真価」
「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」イザヤ40:8
永遠のベストセラーである聖書は、今も、世界で最も売れている本です。なぜでしょうか。聖書は、この世界に超越的存在である神が語った神のことば、神の霊感によって書かれたみことばだからです。
BC700年頃、預言者イザヤは迫りくるアッスリア帝国の包囲網の中で、アッスリア帝国の滅亡、地平線に姿を現すバビロン帝国の滅亡、イスラエルの民のバビロン捕囚とそこからの帰還、第二の出エジプト、そして、救い主イエスの誕生と働き、十字架の死と全世界への福音宣教と世界の破滅、新天新地の創造を預言しました。
イザヤ書のことば「私たちの神のことばは永遠に立つ」は、世の終わりに臨んでいる世界に対する、憐れみ深い神の救いへの招き、希望のことば、生きる力を湧き上がらせる源泉です。聖書に沈潜しましょう。
祝福の家 2023年8月20日「キリストの与える平安/平和」
「キリストの与える平安/平和」
主イエスさまは、こう書かれているように、この世に、神の平和/平安をもたらすために来てくださいました。
それからキリストは来られて、遠くにいたあなたがたに平和を宣べ、近くにいた人たちにも平和を宣べられました。(エペ2:17)
重要な3ポイントに心を留めましょう。
1.御自身の平和を与える主イエス
わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。・・・(ヨハネ14:27)
2.平安の中に招かれている聖徒たち
私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたの上にありますように。(1コリ1:3)
聖書の手紙は、私たちに恵みと平安を注ぎます。
3.平和を追い求めよ、との勧め
すべての人との平和を追い求め、また、聖められることを追い求めなさい。・・・(ヘブ12:14)
祝福の家 2023年8月13日「今の世と後の世のキリストの権威」
「今の世と後の世のキリストの権威」
神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。(エペソ1:20-21)
日本に住む私たちが、このお盆の季節に、私たちの主イエスの権威を再認識することは、とても重要です。なぜなら、存在するあらゆるものの中で、権威こそが、物事全体を左右していくからです。
キリストの権威は、聖書の主要箇所で強調されています。キリスト御自身のことばでこう言っておられます。
「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。」(マタ28:18b)
「恐れるな。わたしは、最初であり、最後であり、生きている者である。わたしは死んだが、見よ、いつまでも生きている。また、死とハデスとのかぎを持っている。」(黙示録 1:17b-18)
イエスさまを主と告白し、信じ従う私たちは、この最高の権威を持つイエスさまの御名を用いて、行動し、ことばを発するようにこう勧められています。ハレルヤ。
あなたがたのすることは、ことばによると行ないによるとお問わず、すべて主イエスの名によってなし、主によって父なる神に感謝しなさい。(コロサイ 3:17)
祝福の家 2023年8月6日「真理の力」
「真理の力」
私たちが聖書を読んで受ける恵みの一つは、「真理」を知り、真理に照らされて、変えられ続けることです。
主イエスは、こう言われました。
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」(ヨハネ 14:6)
また、「あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由 にします。」(ヨハネ8:32)
この世は、真理に敵対し、抑圧していると聖書は指摘しています。「というのは、不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と不正に対して、神の怒りが天から啓示さ れているからです。」(ロマ1:18)
自由の反対が束縛、圧迫、拘束、不自由、隷属、恐怖などです。真理は、このような状態にいた私たちを解放し、内的自由を体験させてくれます。それで、主イエスはこう祈られました。「真理によって彼らを聖め別ってください。あなたのみことばは真理です。」(ヨハネ17:17)
真理のみことばを愛し、浸され、蓄え、口にしましょう。
祝福の家 2023年7月
祝福の家 2023年7月30日「祝福の家」
「祝福の家」
…死者の復活、とこしえのさばきなど基礎的なこと(ヘブル6:2)
基礎的な教えが列挙されているヘブル6:1-2の最後の2つが、「死者の復活」「とこしえのさばき」です。
死者の復活ととこしえのさばきは、旧約聖書のダニエル書12:2と、新約聖書のヨハネによる黙示録20:13に明確に書かれています。
神の御子キリストが人となってこの世に来て、私たちの罪の身代わりとして刑罰を受けて死に、よみがえってくださいまし た。ここに、歴史の中で、永遠の義が確立されました。
罪を悔い改め、このイエスを信じる私たちに、イエスさまはこう約束しています。
「わたしを遣わした方のみこころは、わたしに与えてくださったすべての者を、わたしがひとりも失うことなく、ひとりひとりを終わりの日によみがえらせることです。事実、わたしの父のみこころは、子を見て信じる者がみな永遠のいのちを持つことです。わたしはその人たちをひとりひとり終わりの日によみがえらせます。」 (ヨハネ 6:39-40)
祝福の家 2023年7月23日「祝福の家」
「祝福の家」
ヘブル6:1-2での土台の教えの第4が、按手です。
聖霊に満たされた人の按手には、大きな祝福があります。
イエスさまの癒やしの方法の一つは、「手を置く」ことでした。医者のルカが書いた福音書にはこう書かれています。
ルカ4:40 日が暮れると、いろいろな病気で弱っている者をかかえた人たちがみな、その病人をみもとに連れて来た。 イエスは、ひとりひとりに手を置いて、いやされた。
ルカ13:13 (イエスが)手を置かれると、女はたちどころに腰が伸びて、 神をあがめた。
使徒8:17 ふたりが彼らの上に手を置くと、彼らは聖霊を 受けた。
使徒19:6 パウロが彼らの上に手を置いたとき、聖霊が彼らに臨まれ、彼らは異言を語ったり、預言をしたりした。
旧約聖書にこう書かれています。
申命記34:9 ヌンの子ヨシュアは、知恵の霊に満たされていた。モーセが彼の上に、かつて、その手を置いたからで ある。イスラエル人は彼に聞き従い、主がモーセに命じられ たとおりに行なった。
按手を通して、聖霊が臨み、神の力と賜物が流れます。
祝福の家 2023年7月16日「各様のバプテスマ」
「各様のバプテスマ(ヘブル 6:2:文語訳)」
キリストについての初歩の教え、基礎的なことが、ヘブル人への手紙6:1-2に6つ述べられています。
1)死んだ行いの悔い改め、2)神への信仰、3)各様のバプテスマ(文語訳)、4)按手、5)死者の復活、6)とこしえのさばき、です。
この部分の原語の直訳は、「バプテスマ(複数)の教え」です。英訳の多くの訳では、the doctrine of baptisms となっています。
新約聖書では、現象として出てくる 3 つのバプテスマが書かれています。
1.バプテスマのヨハネによる、悔い改めのバプテスマ(マタイ3:6,11)
2.主イエスが使徒たちに命じた、弟子になる人々への水のバプテスマ(マタイ28:19-20)
3.バプテスマのヨハネが予告し、主イエスが使徒たちに約束した、「聖霊によるバプテスマ」(使徒 1:5)
「聖霊によるバプテスマ」は上からの力の付与で、神が召すすべての人に約束されています。求め、受けましょう。
祝福の家 2023年7月9日「悔い改めと信仰」
「悔い改めと信仰」
ヘブル6:1-2には、キリストについての初歩の教えに関して、6つの土台の真理が書かれています。最初の2つが「悔い改めと信仰」です。
マルコの福音書での宣言「イエスはガリラヤに行き、神の福音をのべて言われた。『時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい。』」(マルコ 1:14-15)
1)悔い改めと信仰の理由の一つは、「時が満ち、神の国は近くなった。」ことです。歴史と未来の時の流れは、 神の預言者たちが繰り返し語った通り、神の救いの計画に沿って、全世界に対して「悔い改めで救いに入る」 招きがなされています。そして、やがて戸が閉じられる時が来ます。
2)「悔い改め」とは、自己中心、人間中心から、神中心に、考え方、生き方を変えること、神の呼びかけに本 気で答えて生きることです。
3) 「信仰」とは、神と神の備えた祝福、主イエスのもたらす救い、罪の赦し、いやし、解放、栄光を受け取ることです。
祝福の家 2023年7月2日「キリストについての初歩の教え」
「キリストについての初歩の教え」
ですから、私たちは、キリストについての初歩の教えをあとにして、成熟を目ざして進もうではありませんか。(ヘブル6:1)
ヘブル人への手紙は、新約聖書の他の手紙と同様に、キリスト中心です。厳しい状況下にある信仰者たちに、旧約での儀式と対比して、十字架で完成した贖いの働きを示し、今、大祭司として私たちのためにとりなしをしておられ、まもなく再臨されるキリストへの信仰をより明確にするように「~しようではありませんか。」と勧めています。
この手紙で、「神のことばの初歩」(5:12)「キリストについての初歩の教え」(6:1)「基礎的なこと」(6:2)という段階が、「乳を飲む者」(5:13)として述べられています。
その段階で「私たちは、あわれみを受け、また恵みをいただいて、おりにかなった助けを受けるために、大胆に恵みの御座に近づく」ことを通して、経験によって「良い物と悪い物とを見分ける感覚を訓練」を受けながら、「成熟を目ざして進もうではありませんか」と勧めています。今年の後半、意識的に、信仰を働かせ続け、イエスさまに近づきましょう。
祝福の家 2023年6月
祝福の家 2023年6月25日「いのちの道」
「いのちの道」
あなたは私に、いのちの道を知らせてくださいます。あなたの御前には喜びが満ち、あなたの右には、楽しみがとこしえにあります。(詩篇16:11)
聖書が教えている大切な真理はこうです。
1.すべての人の前には、いのちの道と死の道がある。(エレミヤ 21:8)
2.まことの神は、聖書を通して私たちに「いのちの道」を示しておられる。(詩篇16:11)
3.主なるキリストを通して、信じる人はだれでも「永遠のいのちを持ち、やがて永遠のいのちに入る」(ヨハネ 3:16、マタイ 25:46)
4.キリストは、私たちが「いのちを持ち、豊かないのちを持つ」ために、この世に来られた。
5.遊女に代表される罪の道を歩む人々には、滅びと悲惨が待っている(箴言 2:19、5:6、マタイ7:13)
6. 「いのちの道」は先に進めば進むほど、喜びと楽しみが増し加わる。
祝福の家 2023年6月18日「聖霊に満たされた群れの生活」
「聖霊に満たされた群れの生活」
聖霊に満たされた初代教会の生活は、私たちに大切な聖書的原則を示しています。そこには 4 つの原則がありました。
そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた。(使徒 2:42)
その直接的結果が、次々に明らかにされていきます。
1)神の顕著な臨在 2:43
一同の心に恐れが生じ、使徒たちによって、多くの不思議なわざとあかしの奇蹟が行なわれた。
2) 神の国の地上的現われ 2:44
3)心を一つにした喜び、真心、讚美、良い評判 2:46
4)信じて仲間に加わる人々の増加 2:47
5)宣教ゆえの迫害の下での一致の祈り 4:24-31
6)乏しい者がひとりもいない 4:34
7)聖霊を汚す罪への即座のさばき 5:1-11
8)多くのしるしと不思議なわざ 5:12-13
9)宣教の進展と拡大 5:42
10)数が非常にふえ、多くの祭司たちが次々に信仰にはいった。
祝福の家 2023年6月11日「三千人のバプテスマ」
「三千人のバプテスマ」
そこで、彼のことばを受け入れた者は、バプテスマを受けた。その日、三千人ほどが弟子に加えられた。(使徒 2:41)
ペンテコステの日に、主イエスさまが約束した聖霊が 120 人の弟子たちに注がれ、使徒ペテロの説教を通して、世界各地から集まった 3000 人がバプテスマを受けました。
この日、キリストのからだなる教会が世界に初めて誕生しました。以来、キリストを主として仰ぎ礼拝する教会は、人類の文明および世界の歴史と密接に関わって今日に至っています。
まさしく、天の御国に関して語られたイエスのたとえの通りです。「「天の御国はパン種に似ています。一人の女がそれを取ってから、粉全体が醗酵するまで、三サトンの小麦粉の中に隠しました。」(マタイ 13:33;白畑訳)
キリストを信じ、キリストに従う私たち一人一人は、「世の光」、「地の塩」です。内側にイエスさまが住み、聖霊なる神が住んでいるので、神を知らない人々、親族、社会に対して、大きな影響を与える存在です。
ですから、キリストから学び続け、キリストに従う生き方において、前進していきましょう。
「こういうわけで、あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、ただ神の栄光を現わすためにしなさい。」(1 コリント 10:31)
祝福の家 2023年6月4日「ペンテコステは終わりの時代の開始」
「ペンテコステは終わりの時代の開始」
『神は言われる。終わりの日に、わたしの霊をすべての人に注ぐ。すると、あなたがたの息子や娘は預言し、青年は幻を見、老人は夢を見る。その日、わたしのしもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。すると、彼らは預言する。』 (使徒 2:17-18)
キリストを信じ、聖書に書かれている教え、歴史、預言を学べば学ぶほど、私たちは神の偉大さと、歴史の中に働かれ る神の計画の偉大さに目が開かれます。
過ぎ越しの祭り、ペンテコステの祭り、仮庵の祭りと、旧約で神が定めた時があり、ペンテコステは収穫の始まり、仮 庵の祭りは収穫の終了です。魂が救われる日本に偉大な神の 収穫の働きがやって来ています。
すでに救われている私たちは、みことばを口ずさみ、祈りながら聖霊の注ぎを待ち望んでいきましょう。
「いつも喜びなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことに感謝しなさい。・・・御霊を消してはなりません。預言をないがしろにてはなりません。」(1 テサロニケ5:16-20)
祝福の家 2023年5月
祝福の家 2023年5月28日「偉大なペンテコステの日」
「偉大なペンテコステの日」
すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国のことばで話しだした。(使徒 2:4)
クリスマスは、神が人となって地上に生まれた日、キリストの誕生日です。ペンテコステは、このキリストが天から聖霊を注いで、キリストのからだなる教会が誕生した日です。
この日以来、主イエスは天から聖霊を注ぎ続け、世界の各地に福音が伝えられ、神の国に収穫される実を集めて今日に至っています。
ペンテコステのすばらしい点は、聖霊なる神、主イエスの代わりに使わされた真理の御霊が私たちのからだの中に住んでくださり、私たちのからだを神の神殿にしておられることです。
この偉大な真理に目が開かれるとき、うちに住む聖霊に照らされ続けるとき、私たちは力から力へ、栄光から栄光へ進み、神の国のもたらす祝福、天来の新しさに浸されて、変貌していきます。ハレルヤ。
毎朝、イエスさまの栄光を輝かせる聖霊なる神を意識的に歓迎しましょう。聖霊さまとの交わりを深めましょう。
祝福の家 2023年5月21日「聖霊と力」
「聖霊と力」
初代教会とその宣教は、過去も、現在もキリスト教会にインスピレーションを与えます。なぜなら、主イエスさまの昇天の際に与えられた聖霊を受ける約束を信じて祈り込み、遂にペンテコステのときに聖霊を注がれて、目を見張るような働きをして歴史を変えていったからです。
キリストを信じる私たちも、全く同じ約束を与えられ、同じような可能性が開かれています。だからこそ、聖霊に関する聖書の教えを学び、聖霊によって変えられていくように期待されています。
使徒1:8で約束された聖霊による「力」は、ダイナマイトの語源となるギリシャ語のデュナミスです。現された力ではなく、潜在的な力です。この「力と愛と健全さ」の聖霊が私 たちに与えられています。それが、もっと豊かに、圧倒的に与えられるのです。
主イエスさまはこう約束されました。 「・・・なおのこと、天の父が、求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」(ルカ11:13)
使徒たちにならって、今週、私たちも期待して祈っていきましょう。
祝福の家 2023年5月14日「いと高き所から力を着せられる」
「いと高き所から力を着せられる」
主イエスさまの十字架と復活から、ペンテコステまでの期間は、7週間です。過越しの祭りと7週の祭りのこの期間の40日間、主イエスは、弟子たちに「神の国」についての多方面から教え続けました。弟子たちは、主イエス御自身から、旧約聖書のキリストに関する預言が次々に実現している事実を示され、また、まだ実現していない内容も教えられ続けていました。
弟子たちに主が示した真理は、弟子たちがいと高き所からの力、聖霊によるバステスマを受けて、罪の赦しをもたらす福音をエルサレムから全世界に宣べ伝えることでした。ちょうど、イエスさまがバプテスマを受けたあとで聖霊が臨み、神の力を帯びたようにです。
この約束は、今の私たちのものでもあります。聖霊は、 神の力とも表現されています。この聖霊を私たちは受け取り、変えられ続け、新しくされ続けて、福音を輝かせるように召されています。これからもっともっと楽しみです。
祝福の家 2023年5月7日
「イエスは彼に言われた。『わたしの羊を飼いなさい。』」
「イエスは彼に言われた。『わたしの羊を飼いなさい。』」
ヨハネ21章は、ヨハネによる福音書の最後の章です。栄光の神が人となってこの世に来られ、やみの中に住んでいる私たちに、永遠のいのちを与えてくださいました。
神の愛を心に注いで、新しく生まれ変わらせ、内側から喜びの泉が流れるように変えてくださいました。
天に挙げられる主イエスの地上での最後の問いかけと、命令が 3 回書かているこの箇所は、ことばではうまく表現できないキリストの愛の深さが、行動とことばで描かれていま す。だからこそ、結びの部分で、使徒ヨハネはこう言っています。
「イエスが行なわれたことは、ほかにもたくさんあるが、もしそれらをいちいち書きしるすなら、世界も、書かれた書物を入れることができまい、と私は思う。」(ヨハネ 21:25)
主イエスは、私たち一人ひとりにも「あなたはわたしを愛しますか」と問いかけています。そして、「私はあなたを愛します。」と答える人に「わたしの羊を飼いなさい。」と語りか けています。家族、友人、さまよっている人・・・羊は多くいます。
祝福の家 2023年4月
祝福の家 2023年4月30日
「四十日の間、彼らに神の国のことを語り」
「四十日の間、彼らに神の国のことを語り(使徒 1:3)」
よみがえったキリスト、栄光を受けた主イエスの地上での最後の40日間の出来事が、使徒の働き1:3-8に記録されています。
① 40日間は、聖書の中に出てくる重要な期間の一つ。
ノアの洪水で雨が降り続いた期間
モーセがシナイ山で神と語り合った期間
公生涯に入る前のサタンの試み期間・・・
② この期間、よみがえったイエスは、弟子にだけに御自身を現されました。弟子たちは、この期間、よみがえったイエスから極めて重要なメッセージを繰り返し聞きました。弟子たちもまた、いわば世間から隔離されてキリストの話に浸りました。
③ 主イエスの話題は、「神の国」でした。「神の国」は、これまでの主イエスの宣教の主題でしたが、「言う、語る」が現在分詞形で書かれていることから、繰り返し、継続的に語ったことが示唆されています。いよいよ弟子たちの出番です。私たちのその中に含まれています。
祝福の家 2023年4月23日「ガリラヤの山からの眺望」
「ガリラヤの山からの眺望」
しかし、十一人の弟子たちは、ガリラヤに、イエスの指示された山に行った。(マタイ 28:16)
聖書での山は、地理的以上に神学的意味があります。
1. 山は、神のとの出会いの場、神を礼拝する場、神が降りて来る場、神の幻を見る場、霊の世界の場など、心を沸き立たさてくれる場として出てきます。
2. ガリラヤの山からは、主イエスの教え、パンの奇跡、悪霊追い出し、死者をよみがえらせた場所、水上歩行をした場所、奇跡的な大漁などの場所を見下ろす事ができました。
3. 主イエスは、教会の土台となる11人の弟子たちをこの山の上に呼び寄せ、将来のビジョンを示しつつ、マタイ28:19-10の大宣教命令を発しました。
4. この主イエスの命令の背後に、主イエスの天と地での権威があります。
5. 私たちは、諸国民がこのキリストのもとに押し寄せている最後の時代に日本での働きに召されています。ビジョンをキャッチしましょう。
祝福の家 2023年4月16日「聖霊を受けなさい。」
「聖霊を受けなさい。」
彼らに息を吹きかけて言われた。「聖霊を受けなさい。」(ヨハネ 20:22)
死者の中からよみがえった主イエスは、当時、地上で最も失望落胆していた、出来損ないと自嘲していた弟子たちに、よみがえった御自身を現してくださいました。よみがえった主イエスは、傷ついた両手と槍に刺し通された胸の傷跡をしめして、弟子たちの疑いを取り去りました。
そして、「父がわたしを遣わしたように、わたしもあなたがたを遣わします。」と世界への宣教派遣の宣言をされました。
どうして、いわば破産状態の弟子たちが世界をキリストのために勝ち取り、歴史を土台から書き換え、やがて全地で称賛を受けるようになったのでしょうか。その秘密がここに書かれています。
主イエスは、彼らに「息を吹きかけました」。
この行為は、土から形造られたアダムがいのちを持つようになった神の創造の最終行為でした。(創世記 2:7)
また、枯れた骨を活かす預言的行為でした(エゼキ 37:5)
ですから、主イエスは、弟子たちを存在の新しい次元に引き上げたのです。そうする行為の実際が「聖霊を受けなさい」という命令です。
よみがえられた主イエスの息の中にある成分、その威力をじっくり考え、味わい、聖霊を受けている驚嘆すべき現実に心躍る体験に聖なる興奮を覚えたいものです。
祝福の家 2023年4月9日「キリストは、よみがえられた」
「キリストは、よみがえられた」
ここにはおられません。前から言っておられたように、よみがえられたからです。来て、納めてあった場所を見てごらんなさい。(マタイ28:6)
主イエスの十字架と埋葬から三日目、日曜日の朝に主イエスはよみがえりました。この事実は、4つの福音書の最期の部分に記録され、文字通り、人類の歴史を根底から変え続けました。
キリストのよみがえりは、福音の中心の中心です。弟子たちは、キリストのよみがえりを始めは信じられませんでした。しかし、主イエスは弟子たちの間で、何度も主イエスはよみがえりのかただを示し、一緒に焼いた魚を食べ、会話しました。
使徒パウロは、1コリント15章でこう論じています。
「私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書に従って三日目によみがえられたこと、また、ケパに現われ、それから十二弟子に現われたことです。その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現われました。・・・」
キリストのよみがえりは、罪、死、サタンに対する完全な勝利です。そしてキリストを信じる私たちもキリストのものであり、この勝利を共有しています。
祝福の家 2023年4月2日
「『見よ。あなたの王が、あなたのところ来る。』」
「『見よ。あなたの王が、あなたのところ来る。』」
今日から受難週が始まります。そして、次週の主の日は、罪と死と悪魔に勝利したキリストの復活をお祝いするイースターです。
ヘブル 9:28 に「キリストも、多くの人の罪を負うために一度、ご自身をささげられましたが、二度目は、罪を負うためではなく、彼を待ち望んでいる人々の救いのために来られるのです。」と書かれているキリストの 2 回の来臨、すなわち、キリストの誕生とキリストの再臨の間の生きていることを深く意識し、悔い改めを意識的にしましょう。
私たちの罪と呪いの身代わりとして、罪なき神の御子が十字架で、さばきを受け、痛みと恥を極みまで味わわれたことを、私たちは重く受け止めて、主に深い感謝と献身を示す一週間とされるように努めましょう。いつも以上に、祈りのために時間を確保する、導かれるレベルの断食をする、主の受難の場面を深く黙想することに心と時を用いましょう。
祝福の家 2023年3月
祝福の家 2023年3月26日「世の終わりと福音宣教」
「世の終わりと福音宣教」
主イエスは、受難週の火曜日、オリーブ山からエルサレム神殿を見下ろして、主イエスの再臨と世の終わりに関する偉大な預言をなさいました。これは、マタイ24-25章に書かれている重大な預言です。
主イエスのことばの権威は、主がこう語った「この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」(マタ24:35)事で保証済です。
「この御国の福音」とは、主イエスが公生涯の最初から宣教し、また使徒たちに伝えるように命じ、実際そうしてきた福音です。天の御国(王国)が地上に臨み、罪を悔い改めて、主イエスを救い主として人生に迎えたすべての人がその国民とされる、驚くべき超自然的な身分を与える喜びの知らせ、勝利の知らせです。
主イエスがこの預言をされてから今日で 2000 年が経過します。そして、その預言通りに、世界のほとんどの国、民族、言語に福音が伝えられています。
もうまもなく、主イエスは栄光をもって、雲に乗って来られます。そして、各自の行いに応じた報いを携えて来ると言われました。ですから、私たちは、福音をよく理解しつつ、聖霊に満たされて、福音、いのちのことばを宣べ伝えましょう。
この御国の福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族にあかしされ、それから、終わりが来ます。(マタイ 24:14)
祝福の家 2023年3月19日「裂かれた神殿の幕」
「裂かれた神殿の幕」
すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。(マタイ 27:51)
イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのためにこの新しい生ける道を設けてくださった。(ヘブ10:20)
キリストの受難のクライマックスは、「神殿の幕」が裂かれたことです。マタイ、マルコ、ルカの福音書がこの出来事を記しています。
「神殿の幕」は、出エジプト記 26 章で命じられた、地上にある天を表す聖域、聖所、至聖所のへだての幕でした。そこには、全人類を代表する大祭司だけが、年に一度、しかもいけにえの血を携えて入るように規定されていました。
聖書は、聖書で解釈する聖書の基本原則を適用する時、神殿の幕は、神の御子キリストの肉体を指し示すことがはっきりしています。そして、原文では受動態で「裂かれた」と書かれているので、行為者は神御自身であることを示しています。その効果は、「新しい生ける道」の創設です。
誰でも、イエスさまの血によって、天国の祝福を地上で体験する道が開かれています。ハレルヤ。
祝福の家 2023年3月12日「キリストは贖い主」
「キリストは贖い主」
キリストは、私たちのためにのろわれたものとなって、私たちを律法ののろいから贖い出してくださいました。なぜなら、「木にかけられる者はすべてのろわれたものである。」と書いてあるからです。(ガラテヤ3:13)
桜も咲き、自然界が、受難節、受難週、イースターと進む春の素晴らしい季節を祝福しているかのようです。
キリストの十字架の働きは、贖いの働きと言われています。主イエスが、ご自分が「贖いの代価として、自分のいのちを与える」と言われました。(マタ20:28他)
「贖い」という語は、一般社会では余り使われませんが、賠償の古語で、罪を償うことを意味しています。
聖書では、「贖い」は極めて重要な語です。多くの神学者たちは、聖書全体の歴史を「贖いの歴史」と呼んでいます。
神のかたちに創造され、神の栄光を輝かせるために造られた私たち人間は、アダムの罪のために、原罪を背負い、生まれながら罪の世界の中で、うめき、圧迫され、暗黒の恐怖の中で死に向かう運命に定められていました。これが「のろい」です。人間の努力、苦労、犠牲、宗教儀式などでは、こののろいを破壊することはできません。
しかし、キリストは、自らのろいの木にかかって、私たちを「のろい」の世界から解放し、アブラハムの祝福の中に移してくださいました。だからこそ、十字架の偉大さを深く味わい、喜び、楽しみましょう。
祝福の家 2023年3月5日「苦難から栄光へ」
「苦難から栄光へ」
キリストは、必ず、そのような苦しみを受けて、それから、彼の栄光にはいる(ルカ 24:26)
2000 年のキリスト教会の聖なる伝統の中で、受難節、受難週を経て、復活祭(イースター)に至るこの時期が大切にされてきました。それは、私たちの救い主イエスさまが、私たちのために十字架に付き、三日後によみがえった出来事が、アダムの堕落とエデンの園追放の後で、まさに史上最大の出来事だからです。
福音は、キリストの死とよみがえりによって、罪、死、サタンが滅ぼされ、無力にされた、喜びと勝利の知らせです。そして、罪を悔い改めて、キリストを信じるものは、誰でも罪の赦しと、来るべき栄光の神の国の国民とされ、永遠のいのちを与えられます。
キリストを信じる私たちは、この地上で天の御国の祝福を楽しみ喜び、はかない虚しい人生ではなく、まったく新しい質のいのちをもって、勇敢に歩み、世の光、地の塩として周囲に感化をもたらす神の子どもです。この偉大な事実を、この期間、特に深く味わいましょう。
祝福の家 2023年2月
祝福の家 2023年2月26日「祝福の家」
「祝福の家」
信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。(ヘブル 12:2)
1.イエスは、信仰の創始者
原語の創始者の意味は、「あらゆる物事において先頭に立ち、それによって模範を示す者、開拓者」です。イエス・キリストが信仰に優先するお方、信仰の完全な模範であることを意味しています。神である御方なのに、神の在り方を棄て、私たちと全く同じ姿になりました。奇跡も、癒やしも、十字架と復活さえも、信仰を用いてなさったのです。
まさしく、「イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのためにこの新しい生ける道を設けてくださったのです。」(ヘブル10:20)の通りです。
2.イエスは信仰の完成者
完成者の意味は、自らの人格において、信仰を完全なものにして、私たちの前に信仰の最高の模範を示してくださいました。他の人々の失敗したところで、イエスは成功し、神の約束を完全に実現されました。
ですから、過去現在の信仰の偉人たちをはるかに超える主イエスの信仰を学び、実践することで、私たちは信じる人々に働く神の偉大な力、「山を動かす」ほどの信仰の学校で信仰を学び、向上させ、高い領域を目指して進みましょう。ハレルヤ。
祝福の家 2023年2月19日
「聖書の信仰は、偉大な報いがついている」
「聖書の信仰は、偉大な報いがついている」
彼は報いとして与えられるものから目を離さなかったのです。
(ヘブル 11:26)
聖書の信仰者たちは、夜空に輝くキラ星のように、今の私たちの大きな希望です。彼らは、困難な時代、逆境の社会の中で、神と神のことばを信じて歩んだことによって、偉大な模範を示しました。人間的な弱さ、欠点、失敗を超えた神の報いを体験しました。
この点で、キリストを信じる信仰は、超自然的な御利益が保証されている信仰です。
神への本物の信仰者がたった一人しかいなかった時代、神はアブラハムにこう言われました。
「アブラムよ。恐れるな。わたしはあなたの盾である。あなたの受ける報いは非常に大きい。」(創世記 15:1)
報いが非常に「大きい」とは、原語で「偉大になる」で、一瞬のうちに偉大になるのではなく、「徐々に偉大になっていく」ことを意味しています。事実、アブラハムの生涯でその様になっていきました。そればかりではなく、彼の子孫たちを通して、全世界、全時代に及んで、現代では数十億人がこの報いの証言者になっています。モーセもそうでした。
困難や試練、誘惑や恐怖の波が押し寄せる中で、私たちもまったく同じ信仰のコースを歩んでいます。私たちの前に、神は特別の報いを用意しています。
祝福の家 2023年2月12日「称賛される信仰」
「称賛される信仰」
昔の人々はこの信仰によって称賛されました。(ヘブル 11:2)
Faith(信仰)は、ウェブスターの辞典では、キリスト教の信仰のことを指しています。この信仰の要点は、使徒信条にまとめられています。古代の教会教父たちは、この信仰を持つ者たちだけが天国に行き、そうでない人々は天国に行けないことを確信し、かつ宣言しました。
文化や価値の多様性がうたわれるこの時代の中でも、「真理」と「真理でない」ものとは、超えることのできない線が引かれています。主イエスは、「わたしは真理です」と宣言し、「真理はあなたを自由にします。」と言われました。
終わりの時代に関して、使徒パウロはこう警告しています。「人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、・・・真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。」(2 テモテ 4:3-4)
だからこそ、聖書をよく読み、聖書に親しみ、使徒たちの伝えた信仰に堅く立ち、良き信仰者となるように互いに励まし会いましょう。
祝福の家 2023年2月5日「信仰から信仰へ」
「信仰から信仰へ」
世界を変え、歴史を変えたローマ人への手紙1:17に主題が提示されています。ここには、3つの要素があります。
「福音には、神の義が啓示されている」
「信仰から信仰へ」
「義人は信仰によって生きる」
この真理が、理解と霊の中に深く浸透するように、使徒パウロは、1-11章まで、すばらしい論理展開をしていきます。そして感嘆してこう述べています。
「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。」(ロマ11:33)
私たちも、この感動と感嘆に招かれています。高い山の頂上から眺める景色の美しさに圧倒される以上に、キリストによってもたらされた信仰の世界のすばらしさに目がもっと開かれるように、神と神のみことばの高値に向かって労を惜しまず、前進しましょう。
祝福の家 2023年1月
祝福の家 2023年1月29日 「賢い生き方か否かの吟味」
「賢い生き方か否かの吟味」
そういうわけですから、賢くない人のようにではなく、賢い人のように歩んでいるかどうか、よくよく注意し、機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。ですから、愚かにならないで、主のみこころは何であるかを、よく悟りなさい。 (エペソ 5:15-17)
聖書的な信仰を持つクリスチャンに対する使徒パウロの勧めの一つが、「賢い生き方かの吟味」です。このために「注意深く」あるいは「正確に」気をつけなさい、と勧めています。その理由の一つが悪い時代だからと指摘しています。
「悪い」とは、原語で「道徳的・社会的に無価値であること、邪悪であること、悪いこと、卑しいこと、価値がないこと、悪質であること、退廃的であること。」を意味しています。
キリスト再臨前の時代は、ノアの洪水前の時代のように、神が人間の幸福のために定めた道を、自分たちの手で進んで破壊している時代です。さばきを受けて当然のような堕落がエスカレートしています。だから、主のみこころを知り、主の前に出る用意をして歩みましょう。
祝福の家 2023年1月22日
「機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。」
「機会を十分に生かして用いなさい。悪い時代だからです。」(エペソ 5:16)
クリスチャンたちの特権の一つは、聖書を通して、時の理解を与えられ、時を生かす人生を与えられていることです。
時は、聖書によれば、神の計画の中に置かれており、大きく3つに分けられています。
①キリストの到来準備の時:旧約時代
②恵みと救いの時代:完成された十字架の働き
③万物更新の時、大いなる輝かしい時/さばきの時
今は、②の恵みと救いの時代です。どんな人も、どの民族、言語の人も、キリストの単純な信仰によって救われるという、驚くべき恵みの時代です。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」
もう間もなく、救いの時代は閉じられます。その日は、キリストの再臨の日、罪の赦しを与えられた者たちには大いなる輝かしい日、万物更新の日です。罪の赦しを受けていない人々には、御怒りの日と聖書は警告しています。
祝福の家 2023年1月15日 「知恵のある者の幸い」
「知恵のある者の幸い」
A. 2種類の知恵
ヤコブ 3章15-17節には、知恵には、2種類があることが語られています。一方は下からの知恵で、「地に属し、肉に属し、悪霊に属するものです。」と説明されています。
もう一方は、上からの知恵で「第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。」上からの知恵は、聖霊によって与えられ、生まれつきの性質を超えたキリストに似た性質です。
B. 知恵を求める祈りへの約束
ヤコブ 1章 5節で、こう約束されています。「あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。」
C. 知恵の価値
知恵は真珠よりも尊く、あなたの望むどんなものも、これとは比べられない。(箴 3:15)
知恵は、これを堅く握る者にはいのちの木である。これをつかんでいる者は幸いである。(箴 3:18)
祝福の家 2023年1月8日 「天まで続く幸い」
「天まで続く幸い」
「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。」
(マタイ 5:3)
「義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人のものだからです。」
(マタイ 5:10)
有名な山上の説教の語りは、3-10節で「幸いな人々よ。・・・・」の 8 回繰り返されています。当時の人々は、識字率が低かったこと、一般人は耳からみことばを吸収したこともあって、繰り返しの語りは、実に印象的に聴衆の心に届く方法でした。8 回は完全数の 7 回を超える、天の世界の秘密を示す意図的な用法です。
ここで、主イエスは、絶対的な権威をもって、キリストによって与えられる幸いに関する真理を明らかにされました。主イエスがあらゆる人々の前に差し出している偉大な真理は、天の御国の中にある幸いです。
「心の貧しい者」とは、原語では、霊的に貧窮している者、霊的に破綻した者、自己に絶望した者、聖なる神の前で、裁かれるしかない現実に直面し、ただ神の御子イエスさまの十字架の血にすがる他ないことに目が開かれた信仰者たちです。ハレルヤ。
祝福の家 2023年1月1日 「わたしは、あなたの神、主である。」
「わたしは、あなたの神、主である。」
私たちの主の 2023 年、あけましておめでとうございます。
天地を創造された偉大な神が、「わたしは、あなたの神、主である」とかたっておられるのです。何という驚き、何という光栄、何という特権でしょう。」
神さまは、このことばによって、世界で唯一の信仰者アブラハムを励まし強めました。捕囚後の土地でうめきあえいでいたイスラエルの民に、このことばを持って信仰を奮い立たせました。まったく同じ神が、私たちに神の方から「わたしは、あなたの神、主である」と語って、御自身を示しておられるのです。
この神は、私たちの前で、荒野を水の湧く地に変え、砂漠に花を咲かせてくださる力ある神です。弱ったものに力を与え、失望しているものに慰めを与え、歩けない人を背負ってくださると約束しています。2023 年、人々は多くの計画を立てています。聖書の神は、神の栄光を輝かせる神の計画を私たちの教会を通して成し遂げると言われます。ハレルヤ。